葵は眩しさに目が覚めた。


「えっ・・・・?」


ガバッと布団から起き上がりキョロキョロする。


「・・・夢・・・?」


そんな事は無いと思い直した。


隣に紫月の姿は無かった。


自分は肌襦袢姿。


それで思い出した。


そうだ・・・あたし初詣の帰りに寝ちゃったんだ。


髪の毛に手をやるときれいに結われていた髪は解かれていた。