髪の毛を紫月に乾かしてもらい葵はベッドに横になった。


少しふらつき、耳鳴りはしているが紫月と一緒にいると安心する。


紫月のベッドで葵は伸びをした。


何日かぶりに幸せを感じる。


「葵、もう悪夢は見ない 安心しておやすみ」


紫月がそっと葵の額にキスを落とす。


「うん ・・・紫月・・・帰って来てくれてありがとう うれしかった」


はにかみながら言う葵に紫月は微笑んだ。