「こっちにおいで」



紫月に言われて葵は湯船に首まで浸かって近づいてきた。



「そんなに恥ずかしがるとこっちまで恥ずかしくなる」



腕を伸ばして葵を引き寄せると抱きしめた。



それでも恥ずかしそうな葵に紫月が微笑む。



「葵、大好きだ 愛している」



葵は引き寄せられるままに身体を預けた。