ボーとしてその場に立っていた葵も慌てて紫月の横に座る。



紫月の横に座るのは昔からの癖・・・正面に座るより居心地が良いのだ。



だけど美緒がいる時はいつもその場所を取られてしまう。



葵はまだのぼせたような感覚に戸惑っていた。



チラッと横を向いて紫月を見る。



あんなキスをしたのになんでもない顔をしてるっ!



プクッと頬を膨らませた。