「その傷はどうしたんだ?」



葵の頬の傷を見て怪訝そうな顔になる。



こんないらいらした気持ちいやっ!



「貴方の婚約者が・・・・」



言うと同時に立ち上がり葵はその場から逃げ出した。



後ろで紫月と恭臣が自分の名前を呼ぶ声が聞こえた。