「優香!っ、ごめん!」

「…今更謝られても…ねぇ?」


冷たい眼差しに身体が硬直して動かない。

その瞳は、諦め・妬み・軽蔑…そんな思いがこもっていた気がする。


今でもたまに見る夢。

優香は私の親友だった。

小学校の頃、私が中学受験すると決めてノリで誘ったら一緒に受験することになった。

学校見学も一緒に行って同じ塾に通い、同じ中学に受かった。


『中学生になったら一緒にダンスしようね』


ずっとそう言ってきた。

同じダンス部に入ってこれからもずっと仲良しだ。

…そう思った。

いつから歯車がズレ出したんだっけ??

3年?2年?…いや、もっと前。

1年の時から少しずつ疎遠になった。