…タチバナ高に着き、私はクラスの扉の前で立ち止まった

きっと他の誰がきたら変人だと思われるだろう絶対思われる

そんな事より私に二つ問題が出来た

一つは、授業中だと言う事
授業中に入ると視線が痛いんだよね…

それに
琴「嫌いな先生の授業だ…」


嫌いな先生の授業の場合、私がとる行動は一つ


琴「屋上でサボろ」

きっと屋上には私の大切な友人達がいるだろう

私は屋上に向かおうと階段を登ろうとした時

「わっ!」

琴「うぎゃ!」


後ろから誰かが大きな声を出していた


もしかしたら、担任の先生かもと思い勢い良く振り向いた


陸「びっくりしてるー!」

そう言いながら腹を抱え笑っているこの紛らわしい男は香月陸(カツキリク)

どうやら屋上に向かおうとしていた時に私と遭遇したらしい

…よくよく考えたら担任の先生はびっくりさせるような事しないかも…


陸「皆屋上にいるって、早く行こ!」

ニコニコとした表情で怒る気力も失せ、仕方ないなと思いながら陸の後を追った


扉を開け、先に進む陸の後を追って扉を潜った