家に帰って、布団に入っても、いつもみたいに寂しい気持ちにならなかった。

何となく、楽しい気持ちが残っていて、目を閉じると、春君の寝ていた顔や明るい笑顔を思い出して眠気が飛んでしまう。

こんなに気分のいい夜は、お父さんが死んでしまってから初めてかもしれない。

それも、あの美味しいコーヒーと、漫才みたいな会話と、暖かい空間のおかげかな。


また、行きたいな。