黒猫の香音(後編)




瑠華はあたかもその一言を待っていたように応えた。




「…そのまさかだ。」




瑠華の後ろに立っていたその人物こそが香音がずっと四年間、されど長い月日どれだけ捜しても現れる事の無かった…






彼こそが突然姿を消したー






もう逢えないかもしれないと思っていたー






たった一人の愛しい息子ー






"陽"が直ぐ目の前に立っていた。