黒猫の香音(後編)

あまりの急展開に思考回路が上手く回らない香音だったが、我に返る為に大きく息を吸い込むとようやく其れを吐き出し、紫吹の所へ歩み寄った。


そして肩を掴み、すかさず質問する。


「…其れで?


其れで其の子供はどうした?」




細く小さな体は又しても小刻みに震えている。







どうしたの私…?



やっと掴めそうな手懸かりを…








なのにどうして?








こんなにも、真相を知るが怖いなんて…










そんな様子を愉快に見ていた紫吹はそっと香音の耳元で答えた。