紫吹は香音の右手と顔を交互に見比べると再び口を開いた。
「おー、怖い。
ま、おもろい顔しとるさかい礼ついでに特別に教えたる。
おうたのは今からせやな…1、2…
…4年前位か。
後そのガキは…」
『4年前』という言葉にやっぱり…と言うような感じで香音の表情は次第に硬直していく。
そして次に放った紫吹の一言ー
「薄手の赤いトレーナー、手には…
"どんぐり"を2、3個握り締めとったわ。」
香音はついに挙げていた腕を下ろしてしまった。
あぁ…間違いない…
あれはあの日父親である航聖に渡す筈だったどんぐりを持っていた、"陽"だ…
「おー、怖い。
ま、おもろい顔しとるさかい礼ついでに特別に教えたる。
おうたのは今からせやな…1、2…
…4年前位か。
後そのガキは…」
『4年前』という言葉にやっぱり…と言うような感じで香音の表情は次第に硬直していく。
そして次に放った紫吹の一言ー
「薄手の赤いトレーナー、手には…
"どんぐり"を2、3個握り締めとったわ。」
香音はついに挙げていた腕を下ろしてしまった。
あぁ…間違いない…
あれはあの日父親である航聖に渡す筈だったどんぐりを持っていた、"陽"だ…

