黒猫の香音(後編)

ヤクザは躊躇無く航聖に四発銃弾を撃ち込んだ。


腹や腕、足を撃たれ、激痛と混み上げてくる血で上手く息をする事も出来ない。



「ガキが調子乗るモンやないで。

気が変わった、蜂の巣にしてやるさかい、そこ動くなや。」




ガチャリと音がし再び銃口が向けられる。





「…ゲホッ、ゲホッ…思ってるより…痛ぇな……


蜂の巣だろうが…ガハッ…蜘蛛の巣だろうがなってやるよ………


俺は…"どかねぇから"…‼」





「えぇ心構えや。


あの『女』が来たら伝えてとくわ。

『最期まで阿呆やった』ってなぁ。





ほいじゃいてまえ、アホンダラ。」











バンッ、バンッ、バァン…