いち子「いちごの便箋なんて、女の子みたいな物初めて買った。いい感じに女子っぽくなってきた〜!笑」

わくわくしながら、徹くんを思い浮かべた。

-あ〜素敵な人だったな〜明日澪達誘って2組に行ってみよっかな!…竜之介は2組に遊びに行ったりするのかなぁ。てか4人仲良しって言ってたけど竜之介って友達といる時もあんなぶっきらぼうなのかな-


-えっ?なんであんな奴の事考えちゃってんの!-


気づいたら竜之介が浮かんでた。
あまりにも出会ったことのないレアな男過ぎて思い出してしまったんだ、と自分に言い聞かせた。

徹くんへの手紙は、何を書いたらいいのかわからず、いちごの便箋を引き出しの中にそっと閉まった。

-これはいつか徹くんに告白する時まで大切に閉まって置こう-


私は明日のメイクのコンディションを考え眠りについた。