彼女はハンカチで拭いてからこちらを見た


「はい。」



「あの・・うっとおしいかもしれないんですけど大丈夫ですか?」



こんな事学校で言ったことない。



「あ・・・はい」



それからはミステリー小説の話で盛りあがった。




「そろそろ暗くなるので帰ります?」




「そうですね」




掃除やらないでこんなことしてたとばれると大変だ。




「あの、先行ってもいいですか?」




「はい。」




「見られちゃまずいんで。」




見られちゃまずい?



もしかしてこの学校の生徒じゃない?




彼女はびっくりするくらい速く走り校門の前で待っていた。




それを追いかけている俺ってw



今どんな状況かよ。




まるでカレカノみたい。




なんてな。w