「じゃあ白河君に質問タイムね。じゃあこっちの列から。白河君、大変だと思うけどこのクラスになった当初38人全員がこれやったのよ。」


す、すげぇな。




「じゃ、スタート」




「1、誕生日はいつですか?」




「えと12月12日です。」



もうすぐじゃんという声がした。




「2、家族構成は?」




「母、父、妹です」





「3、初恋はいつですか?」




「おい、何聞いてんだよ」




俺も↑の人と全く同じ事思っていた。




「初恋はまだですね」



嘘でしょ?とか言われる。




あんな学校にいるわけねぇし小学校も(簡単に言えば拓の黒歴史w)




一番最後の質問では?




「趣味はなんですか?」




一番困った。



『絵』とか言ったらマジメだと思われてきっと嫌われるだろう。





「あ、好きなテレビ番組でもいいですよ。」




困ったのを悟られたのか。




「〇✘◇ですかね」




「まじ?」



「うちのクラスでのブームだよ。白河さん流石。」




実はこれ、美緒莉にはやっているものを聞いてのれるようにするために見た。





それから授業が終わり、嫌いな掃除の時間






どうせまた押し付けられるんだろうな


そう思っていた



「階段掃除だけどやらなくていいよ」




「はい?」



まさかの展開だった。




「先生が白河さんは学校に慣れてもらうために校内ぐるぐるしておいでって言ってた。」




「はあ」



「白河さん一人でまわる?それとも・・」





「一人で手探りで戻ってきます」




自分の力で行きたかったしまだこの人達を信じられない




そして図書室に入ってみた。