いつも通りの帰り道。


部活に入ってないからまっすぐ帰る。



本当は部活とか入ってみたい。




でも俺みたいな影キャラがいても弱くなるだけだ。



文化部は吹部と演劇と・・・



向いてないものばかりだから入らないという選択肢を選んだ。




そして家につく




「ただいま・・」



鍵を開けようとしたらもう開いていた。





「拓、話があるの」




お母さんにリビングに連れてこられる。




なんかやらかしたかな





「何??」




「・・お父さんがね転勤するから一緒に神奈川県に引っ越そうかなって思っていて。拓と美緒莉の意見を聞いてから決めるんだけど。」





転勤!?




じゃあこのクソ学校とおさらばってこと(酷)!?



でも美緒莉は学校の皆と離れ離れになりたくないんじゃないかな




「俺はいいと思うけど美緒莉はなんて言うんだろう。」



「美緒莉も賛成したわよ」




「え?」



俺と同じ状況だったわけじゃないし・・なんでだ。




「大切な友達なんてとくにはいないし、どうせlineで繋がっているもん」




ダメだったか。俺みたいな性格になっちまった。




「どうせお兄ちゃんもそうでしょ??」




しかもバレてる。




こうして引っ越すことになった。