「拓!!一緒に帰ろうではないか。」



和樹がほうきを片づけて一息ついてわりとテンション高めに誘ってきた。





「ごめ・・」





「新作のゲームもあるからさあそぼ」






「ごめん。とっても断りにくいんだけど先約があるんだ。」





「藤崎さんか?」






和樹には見破られたそうだ。








「なんでわかった?」







「勘だよ。勘。 いってらっしゃい」







和樹は優しすぎる。




裏があるのではないかと疑うくらい。




そんなことより図書室へ向かわないと