席に座る。


とっても気まずい。。。



「拓、こっちこっち」



和樹に呼ばれる。




「あと少しでチャイム鳴るけど?」




「4分あれば大丈夫。」




4分って・・w




「てか拓用意しなくていいの?数学。」





「あー。それがさ忘れちゃったんだよね。」




「待ってて」



四季が勢い良く教室を飛び出した。




もしかして・・なわけないか。




「隣のクラスの奴から教科書借りてきた!!」



息を切らしている。 なんて優しいんだ。




「ありがと・・」




「・・藤崎さんに借りるのも大変そうだし。最初から忘れたらやばいだろ?」




親しく話せてこんなに優しいって・・何か裏がありそう。ってそんな考えはもうやめよ。




キーンコーンカーンコーン




チャイムが鳴る。




待って、この内容前の学校でやったことある。




良かったー。




「白河さん、数学得意なんだね」



数学の先生に話しかけられる。





「前の学校でやってたからです。得意じゃないです」





あらそう。と言いながら先生は他のほうへ言った。





「その分野得意なんだ。今度教えてもらおっかな」