恋愛禁止 〜私の誓い〜

あっヤバッッ!

喜びに浸ってる間にもうこんなに進んでる。

もうすぐ私の名前だ。

“ 中石 凌二 ”

“ はい ” 大きな声で返事して、卒業証書をもらいに行く。

あっ、次だ!

“ 長岡 舞 ”

まぁーまぁーの返事をした。

心の中が晴々している私は、軽い足取りで卒業証書を貰いに行き校長と目も合わさずにちゃっかり卒業証書だけ受け取った。

それから歌、構成詩、記念品の贈呈など、長い長い式をしてやっと、中学校生活の幕が閉じた。

最後のホームルーム。

みんなほとんど泣いていた。

女子では私ぐらいだったかな?

泣かなかったのは。