恋愛禁止 〜私の誓い〜

“遺書の書き方”

そんなコーナーに舞はいたのだ。

嫌な予感しかしない。

俺の視力は2・0。

その俺の目には間違いなく舞がそんな本を読んでいたのがわかった。

その時俺は思った。

そこまで俺は舞を追い詰めてしまっていたのか…。

俺はなんてことをしてしまったんだ。

やつれてガリガリのあいつの背中は

もう何日も食事をしていないような姿だった。

早くしないと舞が死んでしまう…。

そう考えているうちに、舞の姿がなくなっていた。

俺は焦った。

舞が今までいたその場所には紙切れが落ちていた。

きっと、落としてしまったんだろう。