昼休み。

職員室に行き、顧問に辞めることを言った。

理由は、“勉強に集中したいから。”と言った。

あっさり受け入れてくれた。

次は校長室。

しぶとい。かなりしぶとい…。

一日中悩んで書き上げた、退学願い。

許可が下らなかった。

預かるという形になった。

学校は行かなくてもいいってことだよね。これは。

あーこれで終わりなんだなぁと思うと悲しくなった。

ここの学校は偏差値がたかい。

同じ中学校から来たのは心愛と拓馬だけ…

最初はボーダー圏くらいだった。

必死に勉強してやっと通ったのにね

知ってる人が少ない学校だったのに…。

うまくいくと思ったのにな

和哉さんという1人の先輩に絡むだけで、その唯一の絡む人を傷つけるなんて…。

やっぱ、才能あるわ。