私「なんでもないよ。」

“ こんな気持ち言えないよ…。好きだなんて。だって私には幸せになる権利なんてないんだから ”

和哉「誤魔化すな!」

ベットの上に先輩が倒れこんできた。

これで私も身動きできない。

“ てか先輩なんか、めっちゃ怒ってる”

和哉「泣いてた理由を言え(怒)」

言えない。ぜったいに…。

私「すみません。言えません…。」

和哉「そっか、俺は信用されてないんだな。俺を信用してくれないんだ。」

私「違う!」

和哉「ウソだ!俺の気持ちなんかどーでもいいんだろ!
もう二度と俺に近づくな!お前なんか絶交だ」

“ガチャッ”

行ってしまった。

ほんとは全力で止めたかった。

失いたくなかった。

でも、私はこれでよかったんだ。

結果的に先輩を傷つけてしまった。

あの日誓ったこと破ってしまった。

そろそろ責任を取る時が来た…。

こんなんじゃ甘いかもしれない。だけど次の被害者が出る前に…。

“ハァーッ”

大きな溜息をついた。