恋愛禁止 〜私の誓い〜

あーあ。先輩帰っちゃった。

まだ熱もあるし、寝ようかな。

あっ、でも鍵も掛けなきゃな。また怒られるのやだしね。

ダルい体を起こして鍵を掛ける。

よーし、寝よっと。


“だるい。熱いよ。誰か助けて(泣)”

時が経つにつれて体がきつくなってくる。

「先輩」

なぜか私は先輩を声に出して呼んでいた。

いるはずもないのに…。

今、やっとわかった。

そばにいて欲しいって。

こんなのは許されないけど、先輩のことが好きだって。

叶わない。いや、望んではいけない恋…。

自然と涙が出てきた。