恋愛禁止 〜私の誓い〜

私「あーっ!そーいえば転かされたんだった。」

和哉「今かよ(笑)」

私「今で悪かったですね。やっぱ1人で帰ります。さよなら〜」

私はわざとスタスタと暗い夜道を歩いた。いつもの2倍速で。

すると、「悪かったって。もー待てよ」という先輩の声。

自業自得!

えっ!今、声近かった⁉︎

焦って振り向くとそこには先輩がいた。

私「早っ!」

和哉「逃さねーよ(ニヤリ)」

あっという間に先輩に羽交い締めにされた。

なんか変な感じ…。

私「あーぁ。捕まっちゃった」

まっいっか。はやく帰ろ。

それから私は先輩と話しながら帰った。

今日は家の前まで送ってくれた。

和哉「じゃーな」

“まだ離れたくない” 私はそう思った。

自分でもビックリ。ウソだウソだ。絶対にそれはない。

顔を両手で叩いた。“私よ。目を覚ませ” なんて考えながら…。

和哉「ん?舞どうした?」

あっ。やばい。先輩いたんだった。

私「いや、なんでもないです。さよなら」

先輩は不思議な顔をして帰っていった。

私は急いで部屋に駆け込んだ。

“やばいやばい。それは絶対にない。てか、あってはいけないことだ…。”

胸がキューっと苦しくて、寝るに寝れなかった。