恋愛禁止 〜私の誓い〜

先輩達2,3年は帰って行く。

残った一年の私達は、黙々と片付け始める。

モップがけ、キーパー洗い、ボール磨きをして部室の掃除、施錠などをしてやっと終わった。

部活終了から30分が経っていた。

外はもう真っ暗だ…。

こんな暗い道を歩いて帰ると考えると、ゾッとする…

憂鬱な気分で校門に向かい歩いた。

歩いていると何かに引っかかった。

必死に踏ん張ろうとしたが努力の甲斐も虚しく、ズコッという鈍い音がした。

“痛〜(泣)まっ、怪我してないしいっか。誰にも見られてなさそーだしよかった!さっさと帰ろ”

そう思い、歩き出そうとすると頭の上から、

ぷっ という笑い声が…。

いやな予感がする…

一応周りをキョロキョロする。

すると、「だーれでしょっ!」

うわやっぱり…。予想的中

私「和哉さん(怒)」

和哉「せいかーい!一緒帰ろっ‼︎」

私「嫌です」

ふーん。誰がこんな酷い人と帰るもんですか(怒)

転かしてきたお礼に置いて帰ってやろうと思った私。

やっぱ、私性格悪っ(笑)