〜葵side〜

葵「...........」

執事「お嬢様?」

明日 色は見えるのかしら......
先生は何を楽しみにされてたの?
明日はまた話せるのかしら.....

執事「お嬢様? どこかお身体が.....;」

葵「!!....大丈夫ですわ...」


※幼い葵→幼葵

みんな....同じ色.....つまらない.....
コロコロ変わって.....
顔と全然違う色の子もいる......

「お前 親が金持ちだからっていい気になるなよ?!?!」

幼葵「えっ....わ、私......」

「何が色だ 人の気分当てたぐらいで調子のって占い師気取りかぁ?」

幼葵「っ......」
みんな 信じてくれない....
そりゃそうかぁ......

執事「お嬢様!!;」

「や、やべぇ!;」

「走るぞ!!;」

ダッダッダッダッダ......

親の事もあるからみんな表には出さないけど
不思議な子 可笑しい子 狂ってる ...口を揃えてみんな言う......
このままだともっと親の顔に泥を塗ってしまう..

執事「お嬢様 今のとこは忘れてください;;」

幼葵「えっ....なんでですの?わた..くし....」

執事「お嬢様は何も考えなくていいんですよ 私達 上条家使用人一同 あなた様の見方です。」

幼葵「.....うわぁあんっ...」(泣)

執事「泣かないでください お嬢様.....」


......昔の私...
何歳かしら.......とても懐かしい..
使用人はとても優しかった....裏切らなかった...何より....私を信じてくれた.......

女性が少し苦手な私には執事を付けて メイド達もそれをよく理解してくれていた....
お父様やお母様がいない時は私の傍に居て.....
......家族や使用人がいなかったら?
親戚? 祖父母?........私は....

ぱちっ......

葵「.......私は.......1人」....ツゥ

ポタッ.....ポタッ....