〜葵side〜

上条「心の色?.....お前何言って...」

葵『......私には人の心の色が見えます。』

上条「は、はぁ.....;」

葵『誰一人と信じない.....それでいい』

上条「小鳥遊......」

葵『先生に聞きたかったんです...人は誰もベースの普段の色がある。 そして感情が生まれると色が変わる.....先生にはベースの色がない』

上条「ベースの色...」

葵『ベースの色.....感情の色は時々見えるのに.....今の色はオレンジ 何かを楽しみにしている』

上条「あっ.......お前 凄いな」あははっ

葵『.....え?』

何を言ってるのこの先生は.....凄い?

信じてるの?

上条「俺にもよく分からない 何で俺だけないんだろうな」

葵『..........』

上条「ずっと無言だから気になってたんだよ 何考えてるのかって」

葵『あっ.....』

上条「今日はもう帰れ 親御さんが心配するお前も女..」

ガラッ

教師1「小鳥遊さん!!」

上条「突然どうしたんですか?」

教師1「あっ、上条先生 小鳥遊さんを送ってあげてください。」

上条「わ、わかりました。」

葵『......ちょっと待ってください』すっ

ピッピッピッ.....

執事2《お嬢様!!!! 何故こんなにお帰りが遅いのですか?!大丈夫ですか?! 怪我でもなられたら旦那様になんとご報告を...》

使用人3《お嬢様から電話だ!!!!》

使用人4《お車の準備は?!》

葵『.......そんなに心配しないで 大丈夫よ』

使用人1《ですが....旦那様と奥様が不在の今我々使用人がお嬢様をお支えしなければ...》

葵『...今日は上条先生に送っていただきます』

執事1《承知しました。上条様ですね》


ピッ

上条「お嬢様なのか....;」

葵『よく分からないけどそうなってます』

教師1「では上条先生 よろしくお願いします。」

上条「わかりました。」



上条「ほら 乗れ」

葵『失礼します。』

ストンッ

上条「方向はどっちだ?」

葵『.......〇〇警察...署付近です...』

睡魔が私を襲ってる?......眠たい.....

上条「あそこら辺なのか」

あ......もう....寝ちゃう..........