優来side

年が明けて冬も終わりを迎えた。私はなんの変わりもなく学校生活を送っていた。唯一変わったことと言えば彼氏ができたことかな。でも、学校では話さないし付き合ってる。って言葉だけになってるから別れたいんだけど別れ方なんかわからない。紗奈に相談してみようか、とも思ったけど男子の気持ちがわかるのは男子しかいないから私は連絡先で誰かいないか見つけてた。そしてでてきた
ーー神崎蓮音ーー
の文字。神崎って確かグループ活動で一緒になった人だ。紗奈の情報によると結構モテるらしい。私は迷わず電話をかけた。
「もしもし、佐伯だけど、今大丈夫かな??」
神崎は少し驚いてるみたい。
「うん、なに??」
そして私は神崎にどう別れを告げられたらあまり傷つかないか聞いた。そしたら神崎は自分のことのように置き換えて考えてくれた。