蓮音side

俺は今電車を降りて龍哉と帰ってる。
「いや~すごいかったですなお2人さん。俺らのこと夫婦喧嘩とか言えませんよこれじゃ。優来のこと家まで送ってやればよかったのによ」
龍哉本気で言ってんのかよ…。今の俺に優来の家まで送る余裕なんかない。
「龍哉は大原のこといいのかよ」
人の心配ばっかしやがって
「いや~結衣のやつよ今日は優来の話ちゃんと聞きたいから。とかいいやがって」
優来の話を聞く?んなことしてどうすんだよ悪いのは完全に優来だろ
「なあ龍哉今回のって俺悪くないよな?」
絶対悪くない
「蓮音は悪くないっていえば悪くないし悪いっていったら悪い」
は?なんだよそれ…
「蓮音は優来の話聞いてないだろ?そりゃあ優来が開き直ったのも悪いけどあんな一方的に責めてたらそりゃあ開き直りたくもなるわ」
なんだよそれ意味わかんねえよ。
「どんな事情だろうとあいつが翔と2人になったことには違いねえだろ」
俺は龍哉に呆れながら言った。そしたら龍哉は何故か携帯を見ながらニヤニヤしてた気持ち悪い。
「まあまあとりあえず落ち着けって、今頃結衣が優来とちゃんと話してっからそのうち優来から連絡来るよ。お前ら似たもの同士だから喧嘩多いけどすぐ仲直りできるよ。じゃ、俺こっちだから蓮音また明日学校でな!!」
そう言って龍哉は笑顔で帰ってった。
でも結局夜になっても何時間たっても優来から連絡は来なかった。