優来side

蓮音が翔のことを言ってきたけど、そんなにダメなの?私は翔に蓮音の誕プレのこと相談してただけなのに。サプライズでしたかったから言わなかったんだよね。
はー。それにしても最悪こんな初デート世の中に私たちだけですよね!!しかも結衣と佐藤まで巻き込んじゃって...。
帰りはとてもみんなで帰れる状況じゃなかったから電車降りてからは結衣と2人で帰ることにした。
「結衣ごめんね。せっかくのデートだったのに」
今更ながら結衣への申し訳なさが募ってくる。
「ううん。気にしないで。それより早く仲直りしなよ?優来は翔とそんな気なくて誕プレの相談だけかもしれないけど、なにも知らない蓮音からしたらそりゃあこうなっちゃうよ。」
本当だよね。私少し考えが最低すぎた。
「そうだよね。ちゃんと説明しなきゃね。」
「うん。ってゆーか優来たちって紗奈の言う通りだね(笑)」
紗奈の言う通り??紗奈ったら何言ったんだろ。
「紗奈がね、前に神崎カップルはお互い似たもの同士だからぶつかりやすいんだよね。しかもささいなことで。でもそれがないと逆に優来たちは終わる気がするの。って」
私と蓮音が似てる!?
「私と蓮音!?似てるの!?」
「そっくりだよ!!2人いつも生意気なのにお互いのことになると照れ屋さんになるところとか〜」
いやいやいや。そんな事ありませんよ?
「私が照れ屋??ありえないよ(笑)」
「神崎に名前で呼ばれたってだけでニヤけてたのは誰かな〜??(笑)」
なんでそんなこと!?
「べ、別にニヤけてなんかないし!!!」
「優来顔赤い(笑)わかりやすいね〜」
えええええ!私こんなので顔赤くなってんの?蓮音といるとき顔焦げちゃうんじゃない?
「私こっちだからもう行くけど、優来、神崎と仲直りするんだよ?なんなら私協力するから!」
結衣...。
「結衣ありがとう!私謝ってみる。」
「いーえ!頑張れ!じゃあね!」
結衣本当にありがとう。
私は結衣と別れた後、どう謝るか考えて歩いてたらあっという間に家に着いた。
帰るなりなんなりベッドに倒れ込んだ。