「雨〜おはよう〜」




「あ、凛ちゃんおはようっ」



この見るからにクールビューティーで身長の高いモデルみたいな子は、私の小学校からの親友の佐敷凛ちゃん。



凛ちゃんももてもての女のコで、優しいから地味な私と仲良くしてくれる。



「はぁ〜雨、今日も可愛いわ〜」



そう言って私を抱きしめる凛ちゃん。



ここ廊下だよっ!!




「雨今日も、王子と仲良く登校?」



教室に向かいながら凛ちゃんと話す。



太陽くんは同じクラスだけれどもいつも学校に着くなりお友達に囲まれてしまうから一緒に今日に教室に行けることは滅多に無い。





「うん!バス満員で押しつぶされそうになったんだけど、太陽くんが助けてくれたんだ〜」



「あーら、朝からお熱いこと〜。」




そういいながらニヤニヤとする凛ちゃん。



凛ちゃんはいつも私が太陽くんの話をするとニヤニヤしている。なんでだろ?