雨ちゃんと太陽くん【完】



それから数日。



太陽くんと私は初めての喧嘩中。





こんなに何日も話さかったことなんてなかった。




「で?何があった?」



凛ちゃんがあきらかに元気のない私に気づいて、放課後静かなカフェに連れ出してくれた。





そして今まであったことを凛ちゃんに全て話した。




「…雨、それもう王子のこと好きじゃん?」




「そ、そんなこと、」



「じゃあもし、風花ちゃんと王子が付き合ったら祝福出来る?」



考えてみる、心臓が痛くなって、絶対嫌だって感じた。




だから首を横に振った。




「風花ちゃんと王子が手を繋いでたり、デートしてるの嬉しい?」




また横に首を振る。