雨ちゃんと太陽くん【完】





委員会の仕事で今日は夕方まで学校に残っていた。




太陽くんが待っていてくれるっていったけど、遅くなるみたいだから悪いと思って先に帰ってもらった。



予想通り遅く終わったから先に帰ってもらってよかった。





携帯で時間を確認しながら、下駄箱でスリッパとローファーを履き替える。





「あ、雨ちゃん。」



「…嵐くん!」




スクールバックを背負ってダルそうに歩いてくる嵐くん。




「こんな時間まで委員会?」



「そうなの。嵐くんは?」



「俺は授業中寝すぎて先生に呼び出しくらってたの。」



「あはは、嵐くんらしい理由だね。」



「ひっでぇな!」



そういって、私の頭をわしゃわしゃとなでた。