1人の帰り道。
いつもだったら、優は私を家の前まで送ってくれて、最後にキスをして。
見えなくなるまで、優のことを見送って…。
…優にとっては私が初めての人だから、珍しかったのかな。
やっぱり彼女が好きだと、気がついてしまったのかな。
もう、戻ることはないのかな。
…こんな関係はいつかは終わる。
私達はそのうち大人になる。
バカだったなって思う時が来る。
優はもう、嫌気がさしちゃった?
私は全然、大人になんかなれないよ…。
私は全然忘れることなんて出来ない。
冷たくされても嫌いになんかなれない。
…もう、終わってしまうかもしれない。
そう感じた瞬間、私はどれだけ優のことが好きなのか思い知らされた気がする。
どうして、こんなに好きになんだろう。
苦しいよ…

