悪役の私







軽く6人前はあるだろうという量の鍋を4人で食べて、馬鹿みたいに騒いで、ゲームをする。




このバイト先の人達と一緒にいるのは本当に心地良い。



このまま、みんなと、優と一緒にいられれば、それだけで…。




…夜中の3時を過ぎた頃にはもう、私と優以外はみんな眠りについてしまった。




「すごいことになってるよ…」



全て出しっ放しのまま寝てしまったみんなに少し呆れながら、私と優は効率良く片付けていく。


全て片付け終わった頃には私達もさすがにくたくたで、自然と隣に並んで横になる。