悪役の私




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「おつかれさまー!!」


優がドアを開けた瞬間、みんなで出迎える。


今日はバイト先の集まり。



結局、またみんなで集まりたいと言ったのは私だった。



会いたかったはずの優なのに、やっぱり上手に目を合わせられない。



誰も知らない私達だけの秘密。




その秘密の幸せだと感じた記憶は、きっと私をずっと支えてくれるだろう。