ショッピングモールへ向かうバスの中、私達は昨日の件について話し合った。



…わかっている。



もちろん、あんなこともう二度としない。



だって、私達にはお互い大切な人がいるから。



「私、潤の嫌なとこたくさんあるけど、でも別れたりすることはないと思う。きっとこのまま結婚すると思う。」



正直うんざりするところもあるけれど、潤からの愛はたくさん受け取っているし、心の底から信じられる人だから。



「うん…。俺も、初めて長続きしたのが今の彼女で、多分運命の人なんだと思う。だから、大切にしたいって思ってるんだ。」




「そうだよね…。よく知ってるよ。もし同じようなことがあったら、その時はお互い相手がいない時にしよう!」



私が笑いながらそう言うと、優も少し笑いながら



「まず、同じことが起きないようにしよう」



と言っていた。