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「…おはよ」



目を覚ますと、そこには優がいる。
なんだか恥ずかしくなってしまって、私はへへっと笑って起き上がる。




「帰らなきゃね…。」


本当はもっとずっと一緒にいたいけど…


そう言おうとした矢先。



「福袋、買いに行かない?ちょうどここからだとアウトレット近いしさ!」



優は携帯で路線検索した画面を見せながら行き方を説明してくれる。


突然の提案に少し驚いてしまったけど、私はすぐに笑顔になる。



「うん!!!」




…もっと一緒にいたい。



そう思ってるのは、私だけじゃないのかもしれない。



そう思うと、自然と笑みがこぼれた。