優は、他の女の子と話してるのかなとか考えるだけで嫌味を言ってしまいそうになるような、嫉妬深くて醜い私なんかが隣にいるより、穏やかな彼女が横にいる方が幸せなんだと思う。




優が彼女のことを話すときに「あいつ」って呼ぶのは、嫌いとかじゃなくて身内だという意識があるからこそなんだとも、思う。





私の居場所なんてないんだと思う。





…潤のことが好きなのか、と聞かれるとまだわからない。





でも、好きだと思いたい。





そう思えるんだよ、潤なら。





いつも、私を第一に考えて行動してくれて。




私を心から必要としてくれていて。





…頑張って夢を追いかけている優とは違って、




彼女を捨てきれない優と違って、






…私を大切にしてくれる、優しい人。






ねぇ、私頑張るから





もう一度、私を幸せにしてほしいです。





忘れさせてほしい





この、苦しくて切ない恋を。