拗らせDKの偏った溺愛



自分の取る行動で、どれが最善かを躊躇ったせいで…


「ギィ…」


目の前のドアが開いたのに気づくのが遅れました。


「よぅ、お嬢ちゃん。お前あのクソ生意気なガキの知り合いか?」


出てきたのは堅気ではなさそうな男の人でした。


「ええと…」


こういう時、なんと答えるといいのでしょうか…どなたか教えてくださいませんか!!

男の人は固まってしまった私を見ると


「俺にとっちゃ、ただのガキの喧嘩に付き合わされていい迷惑だぜ」


そう言いながらゆったりとタバコに火をつけ、深く煙を吸い込んで黙ってしまいました。


「え、えーと…、このまま帰っても?」


一応、聞いてみたのですが、


「邪魔者を引き連れて戻ってこられても困るんでね。悪いけど、頭の悪いウチの坊ちゃんの闇討ち大作戦とやらが終わるまで、ここで待機してもらうよ?」


話し方は静かですが、言ってらっしゃることは物騒極まりないです。


「ここじゃ人目につくし、中に入ってもらおうか」


そして有無を言わせない迫力を伴った笑顔つきです。