気を取りなおして雪村に電話をかけた。
 
「あ、先程高木知絵さんが仲間に入りました」
 
これで仲間になったのは四人。

全員緑のコースを選んだ者だ。

同じコースを選び少し面識があったから親しみを感じていたのかもしれない。

最初は同じマスに止まったときは少し会話をしたりもした。

だが徐徐に差が開き始め今は誰も周りにいない。