それからの五年間は充実した人生だった。

もともと要領がよく機転のきく孝也は会社に大きく貢献し、若いながら給料はそこそこ貰っていた。
 
思い返せばこのときが自分の絶頂期だったと思う。
 
しかしある日のこと。

今は悪夢でしかないあの日。


友人の連帯保証人となってしまった。