孝也達は目の前の光景に呆然としていた。
 
あれから薬を飲んだ孝也達はその場に倒れた。

目覚めると、数分前にいた狭苦しい部屋ではなかった。

横・上は真っ白で壁かと思ったが違った。

どこまでも続く、まるで宇宙空間にいるようだ。

下を向くと「スタート」と大きく書かれている。

丸で囲まれた枠内に参加者は全員いた。

「本当にバーチャルの世界に来たんだ…」

参加者の一人が呟いた。