「負けちゃった…」

美咲はぼんやりと空を見つめていた。

「大丈夫ですか?」

そこへやってきた三宅は美咲を覗き込んだ。

「まだゲームを続けられますか?」

もちろん答えはイエスだ。

まだ諦めない。

諦めるわけにはいかない。

美咲は痛む頭を上げ、立ち上がった。