このバトルで高木知絵を消してやる。

美咲の心は憎しみで溢れていた。

ゲーム当初は使うはずないと思っていたカード。

それを今使った。

目の前に立っている知絵を美咲は睨むように視線を投げかけた。

「どういうつもり?」

美咲は知絵の問いに答えなかった。