彼女と同じ境遇の人間は沢山いた。

寄ってたかって美咲をいじめ、ストレスを発散した。

自分は何も間違っていないことは美咲自身分かっていた。

堂々としていればいいのだが、心は現実についていけなかった。

担任に相談したこともあるが、受検シーズンということもあり取り合ってもらえなかった。

美咲の未来はあっけなく砕け散ったのだ。

そこから美咲の引きこもり人生が始まった。

思い出したくない記憶。

美咲の感情は今までにないぐらい高ぶっていた。