朝___
ベットから起き上がる
いつも聞こえるお母さんの声がしない
「あれ。今日ってお母さん、…仕事だっけ?」
そんなはずは無い今日は休日で土曜日だ
確かめるために下に降りるとやっぱり
お母さんは、いない
「弟、 妹もいない?なんでだろ」
買い物に行ったのかなと思い、待つことに
した
でも……
「遅いな……今の時間って__」
壁掛けの時計を見ると12時41分を指して
いた
私が起きた時は7時ぐらいだった
「探してこよう……お母さんに限って
道に迷うなんてないよね__?」
きっと どこかで話しているのだろう
って
どこかで、信じていたかったのかもしれない
靴を履きながらそう思っていた。