ハルと別れてから4ヶ月が経った。
わたしは今でもハルが好き。
あれから一度も忘れてないよ。ハルの事。
今日は土曜でミクとユウトくんと会う約束をしてる。
わたしはファミレスへときた。
「サナ!こっちこっち!」
わたしはミク達のいる席へと向かった。
「サナちゃん久しぶり」
「久しぶり」
「今日はサナちゃんに話があって呼んだんだ」
「はなし?」
「うん」
ユウトくんは少し悲しそうな顔をしていた。
「ハルさ今入院してんだよ」
ハルが入院?どうして。
「ハルどこか悪いの?」
「ハルは...」
ユウトくんが泣き始める。
なんで泣くの?ハルは元気なんでしょ?
「ハルがどうしたの?」
「ハルはガンなんだよ」
うそでしょ。ユウトくん、わたしはそんな嘘に引っかからないんだから。
「そんなの嘘だよ!」
ミクがわたしの隣に来て背中をさすってくれてる。
「サナちゃん本当なんだよ。あいつさサナちゃんが傷つくと思って黙って別れたんだよ。でも別れた今でも口開けばサナちゃんの話ばっかなんだぜ。この間あいつ余命宣告されたんだ。あと1ヶ月生きれるか分からないって」
あと1ヶ月って。
なんで。なんで私は気づかなかったんだろう。
「ハルに会いに言ってほしい。ハルずっとサナちゃんを待ってると思うんだ」
わたしは泣いた。周りの人からどう見られてようが今のわたしには関係なかった。
「サナちゃんこれ。会いに行ってこい」
ユウトくんから病室の書かれた紙きれを渡させれた。
「サナ行っておいで?」
ミクが優しくそう言う。
わたしはファミレスを出て走り出した。
ハルが待ってる場所へ。