次の体育の時間、さっそくサッカーの試合が始まる。


私のチームがコートに入る。

「藤堂はずっとゴール前な」

リーダーの勇太がゴールを指差し、私に言う。

「俺が絶対お前のところまでボール運ぶから、パスしたらシュートな!」

続けてそう言う。

「りょーかい」

確実に私にシュートさせ、3点を決めるためにはどうしたらよいのか。
その小さな脳みそでよく考えたもんだ、と私は感心してしまった。