〈いえでた?おーい。まだ?〉

今でてるっつーの!と思いながら走る。

ちょうど勇太のマンションの入り口についたときにLINE電話がかかる。

≪藤堂?≫

≪わ、びっくりした!!≫

≪なんで?笑≫

≪勇太の声が低かったから。≫

そう、私は高2になった今でも勇太の声は小学校の時のイメージが抜けないのだ。
しかも、今の勇太は男子の中でも低めの方だ。
私のイメージとのギャップが半端ない。

≪何いってんの笑 当たり前じゃん笑≫

≪まあね。今、マンションの1階ついた。≫

≪おけ≫

一方的に切られた。
勇太のマンションの階段を上る。ちょうど勇太の家の階までついたときに勇太からLINEがきた。